観葉植物ペペロミアフェアリーです。ぷっくりした厚みのある葉に3本線が可愛いペペロミアです。ぎっしりと生え揃った良株です。参考までにポットの直径9cm抜き苗第四種郵便で発送いたします。フェアリーと言えば妖精。以前の職場で、何故か給湯室でよく合う「八木さん」なる人物。華奢で小柄な見た目も相まって私は「給湯室の妖精」と秘かに呼んでいた。とある時、八木さんがカップ麺を作っている際に半分ぐらいでポットのお湯がなくなった様で「（湯が）ねぇ〜（無い）」とか細い悲鳴が給湯室から漏れ聞こえた。カップ麺半分でお湯が切れ、沸かすにも時間のかかる惨事は誰しも想像し得る悲劇だろう。給湯室の妖精は最高に悲しそうな目をしていた。とかく、妖精はタイミングが悪い様で、その惨事は何度か続き、私はその度に妖精の悲鳴を聞きつけ、給湯室で共に苦笑いした。ある日、給湯室からまた悲鳴が聞こえた。「めぇ〜」「？！」「めぇ〜」「八木さん？！」給湯室に駆け付けるといつも困り顔の八木さんが微笑んで、菓子箱を持っていた。私「今、めぇ〜て」八木「今日は山羊の方で鳴いてみたよw」私「山羊w」八木「いつも助けてくれるからお礼」とお土産をくれた。それからも給湯室の妖精はお湯がないと「ねぇ〜」お土産があると「めぇ〜」と私を給湯室に呼び出し仲良くしてくれた。当時より「山羊の様に生きたい」と言っていたが、どうやら本気だった様で趣味も山羊らしく、山登りを始め未だ何処かの山に登ると写真付きのメールを送ってきてくれる。私の返信はいつもこうだ。「いつまで山羊やってるんですかw」妖精の返信はいつもこうだ。「めぇ〜」今日もどこかの山に登り頂で湯を沸かし、カップ麺に注ぐも途中で足りなくなって「ねぇ〜」と鳴いているのかもしれない。私はそんなヤギ道を邁進する給湯室の妖精が大好きだ。